商工団体の意義
自営業者のような小規模事業者は、金融機関から見ると「安定性に欠ける」というように見られがちです。
確かにそういった見方は統計から見て間違いではないと思います。このような見方をされている自営業者にも融資は必要です。構図として金融機関はあまり前向きでないのに対し、自営業者はなんとか融資を満額引っ張り出したいというような感じでしょう。
この場合自営業者には信用がないので、自営業者としてはなんとか自分を信用させる方法を考えなくてはなりません。
ひとつはコツコツとよい売上をだし、決算所得が高い状態に持っていければ文句内と思います。しかし自営業者がそうそういい決算を出せるとは限りません。むしろ日々の生活に四苦八苦している自営業者の方が多いのではないでしょうか。
こういった方たちが苦労せずに信用を勝ち得る方法は、地域経済団体で頭角を現すことです。
地域経済団体でも商工会のような機関は法律で認められた機関ですので、政策金融公庫からの信頼度も高いようです。
商工会のような団体に属してその仲間やスタッフに顔を覚えてもらえるようになれば、政策金融公庫への融資推薦状を取りつけるのは簡単になります。もちろん一連の審査を受け必要な書類の提出もしなければなりませんが、その推薦状があれば比較的簡単に融資の許可が出るようです。
自営業者にとっての借入金利は非常に重みがあります。もし政策金融公庫の低金利にアクセスすることができたら、自営業者にとってどれほど楽になるか想像できます。