借入について

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資本性借入金

小規模事業や中小企業経営は、その事業規模が大きくないことが多いので掛け売買をしていると手もとの資金が枯渇しがちです。

 

長期借入金が大きな金額になっていると決算の時に貸借対照表でその数字は目立ちます。このような状況ですと、会社の経営状況にちょっと陰りが見えてきた時お金を別口で借入しようと金融機関にお願いしてもなかなかいい返事はもらえません。

 

貸し出す側も借入の額が大きいと返済ができるかどうか心配になってしまうのです。

 

昨年の東日本大震災の時に、多くの会社が事業をストップせざるを得ない状況に陥りました。こうなると小さな会社は売掛金の回収にも大きな影響が出てしまいます。

 

日本全体がストップしているのに「絶対に遅れないように払ってください」といったところで、全てがストップしているのでムリです。こうなるとお金が全くない状況に陥ってしまい、再度金融機関に借入を申し込みに行くのです。

 

その時に長期借入がある場合お金を借り入れるのが難しくなるのです。

 

そこで政府は長期借入金を資本金と見なしましょうというルールを明確にしたのです。これを資本性借入金といいます。

 

長期借入金が資本金としてみなされれば負債の欄から借入がなくなり、貸し出す側の金融機関に安心感が出てきます。

 

帳簿上の操作をしただけですから、借入を返済していくことには変わりないのですが、金融機関内部の貸し出し条件をクリアできるようになったのです。一時的な措置なのかどうかはわかりませんが、こうしたことをしないとつぶれてしまいそうな会社が昨年は急増したということです。